約5500万光年彼方のおとめ座銀河団の中心に位置する巨大楕円銀河M87は、その銀河中心部に太陽の約65億倍の質量をもつ超大質量ブラックホールが存在する。2017年に 史上初めてブラックホールの画像が撮影された 対象の天体だ。
7月中旬ごろ、未明から明け方の東の低空で、金星とアルデバランが大接近する。最接近は7月12日ごろ。 7月中旬ごろ、未明から明け方の東の低空で、明けの明星の金星とおうし座の1等星 ...
これまでの探査や観測から、約40億年前の火星は大きな海が広がる温暖湿潤な環境だったことが示されている。その海水の一部は現在も中・高緯度域の地下数十cm~数mに永久凍土として多量の水氷として保存されていると考えられ、隕石衝突でできた新しいクレーターの底 ...
活動銀河核の一種で、とりわけ明るいクラスに分類されるクエーサーは、一般的に明るさがランダムに変動するが、1000個から10000個に1個の割合で周期的な光度変動を示すものがあることがわかってきている。その要因としては、2つの超大質量ブラックホール(B ...
理論研究では、「コーラス(宇宙の鳥のさえずり)」と呼ばれるプラズマ波から、非常に短い時間のうちに電子がエネルギーを受け取って、1秒以下の時間スケールで急速に加速される過程が提案されている。この理論に対して観測データをもとにした実証が必要とされてきたが ...
134億年前の初期宇宙に存在する銀河がアルマ望遠鏡などで観測され、激しい星形成や重元素量の極端な少なさなど、これまでほとんど手がかりのなかった原始銀河の性質が明らかにされた。
すばる望遠鏡の超広視野多天体分光器(Prime Focus Spectrograph; PFS)は、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli ...
系外惑星の大気中には光化学によって生成される「ヘイズ」(「もや」)が普遍的に存在することが示唆されている。ヘイズは 土星の衛星「タイタン」 や 冥王星の大気 にも存在し、その形成プロセスの理解は、大気化学過程や惑星気候への影響を調べる上でも重要だ。
天体専用の画像処理ソフトウェア「ステライメージ」が4年ぶりにバージョンアップ。高度なノイズ除去機能や、淡い星雲を強力にストレッチする「ピンポイント・トーンカーブ調整」、使いやすくなったユーザーインタフェースなど、さらに強力になった「ステライメージ10 ...
日本のispace社による月面探査プログラム「HAKUTO-R」の月面探査車「テネシアス」を搭載した月着陸船「レジリエンス」が1月15日に打ち上げられた。レジリエンスは無事に予定の軌道へ投入され、ispaceの月面着陸への再挑戦が本格始動した。
観測の結果、二酸化炭素とメタンが検出され、とくに二酸化炭素がより強く検出された。GJ 1214 ...